好きなことをして生きていくために

二児の父、起業してみて分かったこと

本気で挑めば憂鬱になる〜好きなことを仕事にして気づいたこと〜

5月4日〜10日まで江ノ島で個展を行う。

 

本気になればなるほど

真剣にやればやるほど

 

気づくことも多く

 

理想と現実の狭間で葛藤し心が追いつかず憂鬱になることもある。

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 不動産から写真へ

独立して7年目を迎え早々に始まる江ノ島の個展。

今まさに制作の真っ只中。

数年前、まさか自分が個展をやるとは夢にも思わなかった。

それもこれで3回目。

 

人生何が起こるかわからない。

 

起業して3年くらいはずっと不動産のことを考えていた。

それが自分の仕事だと思っていたし、他に興味のあることもなかった。

なによりも起業当初、廃業寸前まで追い込まれ痛感したお金の無い苦しさや恐怖が、ぼくを目の前の仕事へと突き動かしていた。

 

ただ時は経ち起業して4年が経つ頃には既存事業も安定し、念願だった自分の時間を少しずつ持てるようになってきた。

しかし、いざ自分の時間を持てるようになってみると休日に自分が何をしたいのかも分からず時間を持て余し、やっとの思いで作り出した時間の中で独り立ち尽くすように虚しさだけが込み上げてきた。

 

(自分はこの先何をしたいのだろう)

 

金銭的な苦しさはお金を稼ぐことで解消できるかもしれないが、精神的な苦しさは自分と向き合い心の声にゆっくりと耳を傾けていくしかなかった。

 

好きなことに休日はいらない

「自分と向き合う」などと言葉にすると、いかにも立派なように聞こえるかもしれないが実態は好きなカフェでゆっくりと何もしない時間を持つということだった。

 

これまで馬車馬のように働き続けてきた自分にとって、あえて何もしない時間を持つということはとても新鮮だった。

ところが何もしないつもりでカフェに入っても自然とあれこれ考え始めている。

ぼくは何もしない考えないということは出来ない性分のようだ。

ただ自分と向き合う時間は、日常業務のようなことは何もしないし考えないように自分に言い聞かせてきた。

それらはやらなければいけないことではあるが、カフェでわくわくしながら考えたいことではなかったのだ。

 

しかし、それでも自分の考えることといったら仕事のことばかり・・・

 

思い返せば調理師だった頃、休日も料理の勉強ばかりしていた。

魚のさばき方を教えてもらった次の休日は、スーパーで鯵を買い三枚下ろしの練習をしていたし、ランチは様々な店をひとり食べ歩き料理と店の研究を重ねた。

 

その後、料理から離れ興味の対象が不動産に変わっても「もっと上手くなりたい」という気持ちが変わることはなかった。結局、何もしない時間を作ってもお宝不動産は探したいし、どうやれば上手くできるか考え研究し実践したくなる。

  

はたから見れば仕事をしているように見えるようなことでも、自分にとっては好きな遊びをやっているような感覚なのだ。

 

調理師だった頃、自分が働いて得る収入以外の源泉を作ろうと思い、学び始めた不動産の世界にハマり、ぼくは転職までしてしまった。

好きなことは出来るだけたくさんやりたいし上手くなりたい。

だから不動産の仕事に就いたのだ。

 

そしていま不動産の世界から心の豊かさを求め写真の世界にハマっている。

 

好きなことの中にある好きではないこと

昨年、初めて個展を開催した。

いつかやってみたいとぼんやり思っていたことを思い切って具体的な行動に移してみたのだ。

 

どんな空間を創りたいのか。

それはどうやって作るのか。

そもそも自分は個展で何を表現したいのか。

 

そんなQ&Aを現実の世界に落とし込んでいく。

 

料理の時も不動産の時も経験してきたことだが・・・

 

好きなことを突き詰めていくと

好きなことをやるために

やらなければいけない

好きではないことも出てくる。

 

本気で挑むからこそ見えてくる気づきや内省によって、新たな壁に次から次へと打ち当たるのだ。ただ純粋に楽しいという感情だけしかなかった時には、見えなかったものが見えてくる。

 

そこで見えてくる「好きなことの中にある好きではないこと」とは上手く付き合っていく必要がある。

 

何故なら、もともと好きで始めたことが嫌いになったり憂鬱になったりしている時は「好きなことの中にある好きではないこと」に自分が翻弄されたり集中し過ぎているケースが多い。

 

ぼくはWeb関係の仕事が苦手で出来ればあまりやりたくないと思っている。

しかし、好きなことをやるために必要なことであればなんとかやろうと頑張る。

 

そもそもこの記事を書こうと思ったのは、今回の個展準備でDMの作成に悪戦苦闘したことがきっかけだった。

慣れている人にとっては何でもない作業でも、初めての自分にとってはPCの前で何度も発狂したいほどのストレスを抱えながらも、なんとか自分の手でデザインを作り上げることができた。

 

それこそ出来上がった瞬間は発狂した(心の中で)。

 

作り方も覚えてしまえば次もなんとか出来そうだと思ったが、できればやりたくない作業に変わりはなかった。

このできればやりたくない作業。つまり自分の喜びに繋がらない作業は将来的にアウトソーシングの対象となる。

DMに限らず何でもそうなのだが、アウトソーシングする際に自分で対象に取り組んだ経験があると先方に物事も伝えやすくよりスマートな外注組織を作ることができる。

 

だから今後も継続的に発生しうる作業は一度自分でやってみる価値はある。

しかし、ずっとその作業を嫌々続ける必要はない。

自分の喜びに繋がらない作業はアウトソーシングすることもできる。

 

もちろん費用対効果を考えなければいけないが、それに加え自分の精神的なストレスの度合いも考慮する必要がある。

 

やらなければいけないと嫌々やる作業に高い生産性は望めない。

目指すべきは自分の好きなことや得意なことに集中して生産性を上げることなのだ。

 

それは結果にも過程にもたくさんの喜びをもたらしてくれる。

 

心と表現を近づける

本気になればなるほど、真剣にやればやるほど、気づくことも多く理想と現実の狭間で葛藤し心が追いつかないで憂鬱になることもある。

 

自分は個展で何を表現しようとしているのか。

 

これまでやってきた不動産の仕事は誰かの要望に応え、その要望を満たすことで成り立ってきた。つまり答えは自分の外にあったのだ。

 

しかし、表現の世界は違う。

答えは自分の中にしかないし、そもそも答えなんて存在しない。

ただ、もしも答えが存在するのであれば自分の心と表現を近づけることなのかもしれない。

 

そのために自分の心の声に耳を傾け内省して、個展という世界で心あらわし表現していきたいと思っている。 

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本気で挑めば憂鬱になる

〜好きなことを仕事にして気づいたこと〜

・金銭的な苦しさはお金を稼ぐことで解消できるかもしれないが、精神的な苦しさは自分と向き合い心の声にゆっくりと耳を傾ける必要がある。

 

・本当に自分の好きなことをやっている人は、はたから見れば仕事をしているように見えるようなことでも、自分にとっては好きな遊びをやっているような感覚なのだ。

 

・もともと好きで始めたことが嫌いになったり憂鬱になったりしている時は「好きなことの中にある好きではないこと」に翻弄されたり集中し過ぎていることが原因かもしれない。

 

・「好きなことの中にある好きではないこと」はアウトソーシングを検討する。

やらなければいけないと嫌々やる作業に高い生産性は望めない。目指すべきは自分の好きなことや得意なことに集中して生産性を上げることではないだろうか。それは結果にも過程にもたくさんの喜びをもたらしてくれる。

 

・何かを表現するということに答えなどない。もしも答えがあるのだとすれば自分の心と表現を近づけることなのかもしれない。 

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若杉アキラ

題名の無い写真展:入場無料

期間5月4日〜5月10日

11:00〜17:00(初日12:00〜)

神奈川県藤沢市片瀬海岸1-9-10
江ノ電・江ノ島駅より徒歩2分

http://www.gallery-t.net/access.html

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毎週水曜よる9時更新