好きなことをして生きていくために

二児の父、起業してみて分かったこと

今より毎日をちょっと楽しくする方法

好きなことをして生きていきたい。

小さな頃からずっと、そう思ってきた。

 

好きなことを沢山やるためには、それを仕事にしてしまえばいい。

 

その思いは小学2年の頃から今まで1ミリも変わっていない。

当時、ドラゴンボールが大好きだったぼくは戦いごっこにハマっていた。戦いごっこを沢山やるために、将来は格闘家になりたいと思った。

これが自分にとって具体的に「好き」と「仕事」を結びつけた最初の記憶である。好きなことを仕事にして、お金を稼ぐことができれば、毎日好きなことだけで生きていけると思ったのだ。

 

しかし、そこには意外な落とし穴があったことに、四半世紀以上経った今やっと気づくことができたのだ。

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好きなことを

追いつづけた半生

 

小学5年でサッカーを始めてから高校2年まで、ずっとプロサッカー選手になりたい思っていた。

大好きなサッカーをずっと続けていきたいと思っていたし、それでご飯を食べていけたら本当に幸せなことだと思っていた。しかし、高校3年になってもレギュラーを掴むことすらできず、いよいよ卒業後の進路を決めるタイミングになりプロサッカー選手の道は断念することに決めた。

 

その後「好きなこと探し」の大義名分として大学へ進学したぼくは、バイトで始めた料理の世界に魅了された。

リクルートスーツを着て就職活動をすることもなく、ぼくはコックコートを身にまとい料理の世界にのめり込んでいった。就職活動もしないで大学には出席だけを取りに行くか、講義に出ても寝ているか内職をしているかで、学部の仲間たちからはちょっと浮いた存在であったが、自分の目指す料理の世界ではちょっとした期待の新星だった。笑

 

卒業後は料理人として独立を目指し、街場のレストランで修行に明け暮れる日々を過ごした。

一番下っ端の頃は、朝8時15分から夜11時45分までの15時間半労働を週6日1年以上も続けた。いま思い出しても二度と戻りたくない日々だが、仕事人として個の力の多くはこの時期に身に付いたように思う。

 

その後、独立を具体的に考え始めた時に不動産の世界を知り、大家業をやりながら料理人として店を持てば、安定した店舗経営ができるのではないかと考えたのだ。

それからは不動産の勉強に打ち込み、初めてセミナーというものにも参加をした。勤めていた店の名刺ではなく、肩書きに「料理人」と入れたオリジナルの名刺を持参して皆に面白がられたのも今では懐かしい思い出である。セミナー参加者のほとんどが30代以上のビジネスマンで、当時まだ25歳で料理の世界しか知らなかったぼくは可愛がられ、ここでもちょっとした期待の新星であったのだ。笑

 

そして不動産に対する熱はますます高まり、悩み考え抜いたすえ6年間続けてきた料理の世界を離れ、ぼくは不動産業界に転職をした。その会社には2年ほど勤めたが残業地獄に耐え切れず、そこから逃げ出すように起業して今に至るわけである。

 

※なお起業前後のドタバタ劇はWebマガジンORDINARYに書きましたので、ご興味のある方は見ていただけたら嬉しいです。

ordinary.co.jp

 

だが、それは好きなこと以外から

逃れつづけた半生ともいえる

 

好きなことを追いつづけている。

そう言えばカッコよく聴こえるかもしれない。

しかし、裏を返せば「好きなこと以外から逃れつづけている」とも言える。

 

ぼくは何かに熱中すると、そればかりをやりたくなる人間で、それ以外のこと、つまり「好きなこと以外はやりたくない」という超ワガママな人間なのである。しかし、心の中でそう思ってはいても実際の行動は、好きなこと以外のことも結構やっている。わりと真面目な人間だと自負している。笑

 

ただ、その「好きなこと以外」に対する考え方は他者より少し極端かもしれない。

好きなこと以外の時間は、なるべく短い方が良いと思っていて、1日のうちに自分が何に時間を使ったのか「好きなこと」と「好きなこと以外」に分類して時間家計簿をつけてきた。

 

そうやって自分の行動記録をつけることで、昨日の自分より今日の自分を向上させようと競争意欲が湧いてくる。それは「好きなこと」の時間を増やし「好きなこと以外」の時間を減らすための行動を後押ししてくれるものであった。

 

これは1つのモチベーションとなり、自分自身けっこう楽しんでやっていた。しかし、仕事も外注化や効率化をはかり「好きなこと以外」の時間をある程度まで短くしてからは、実のところ頭打ちとなってしまったのだ。もちろん全てのことを代行してくれる外注サービスなどを使えば、さらに時間を減らすことはできるだろう。

 

しかし、それでも「好きなこと以外」の時間を無くすことはできないと気づいたとき、これまでの「好きなこと以外」から逃れる、という考え方の限界を感じたのであった。

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好きではない時間の過ごし方

その行動と考え方しだいで毎日がグッと楽しくなる

 

好きなことをして生きていきたい。

そのためには「好きなこと以外」の時間を減らす必要がある。

ずっとそう思ってきたし、今もそう思っている。

 

しかし、その「好きなこと以外」の時間を減らす行動と並行して、好きなことではない時間を楽しむ工夫も大切なのである。

 

例えば・・・

通勤で歩く道を土手沿いの道から、土手の上に登り、好きな川を見ながら歩いてみることであったり。

本当に満員電車に乗りたくないのなら、乗らないために、少し早く起きて会社の近くのカフェでひとり読書の時間を作ってみたり。

コピー取りや伝票整理の速度を極めたり、仕事で行く先々で少し冒険をしてみたり。

自分のやることなすことを楽しんで、面白がってみる。

 

もちろん全てのことをポジティブに捉え工夫できるほど、ぼくはできた人間ではない。ただ、そういう視点を持ち工夫するようになってから毎日がさらに面白くなってきた。

 

心から湧き出す「好き」という気持ちは大切だが、視点を変え「好き」という気持ちを自ら生み出すことができれば、今より毎日がちょっと楽しくなるのだ。

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ここで学んだこと

・自分自身で好きではない時間を作りだしている限り、好きではない時間を完全に無くすことはできない。

 

・毎日を楽しく生きるために、好きではない時間を減らす行動と並行して、好きではない時間を楽しむ工夫も大切である。

 

・「好き」という気持ちを自ら生み出すことができれば、今より毎日がちょっと楽しくなる。

 

 

毎週水曜よる9時更新