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二児の父、起業してみて分かったこと

得意なことをニッチな市場で爆発させると自分のキャラで食っていける

2018年4月23日配信。

「しなキャリ図鑑」インタビュー掲載記事より(一部抜粋)。

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ordinary.co.jp

シニア不動産コンサルタントのチカラ(3)

<シニア不動産コンサルタントの仕事の未来はどうなっていくと思いますか?>

高齢化社会ですし、ニーズは高い仕事だと思います。人口推計で見ると僕が60歳になるころ、つまり約25年後、一番高齢者が増えるようなので、まだまだニーズのある領域だと思っています。なので、iPhone写真家と今後も両輪でやっていこうと思っています。いくつになっても、普通に家に住めるって、大事なことだと思うんですよね。社会的にも意義の大きい仕事だと思っています。

今後AIなどが進化して不動産でマッチングを担うようになったとしても、高齢者の案件は、100%希望条件に合う物件に出会えることが少ないもの。だからこそ、それを受け入れられるタイミングでのご紹介や心に寄り添うコミュニケーションを通して、その高齢者の方が置かれている現状を受け止められるように関わっていくことが大事だと思っています。

条件を伺えば、たくさん条件も出てきます。しかし、何が本当に譲れない条件なのか会話の中から探っていくのは、やはりAIでは難しいのではないかと思います。 

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<もっとも嬉しかった経験はどんなことですか?>

最も印象的だった経験は、70代半ばのおじいさんがいくつ不動産屋を回っても、保証会社のところで審査が下りず、家探しに困られていたケースです。聞くと、身内はいるけれど、もうずっと連絡をとっていなくて、知り合いを連絡先にしているということでした。僕はもしかするとそれで審査が通らないのかもしれないと考えました。「身内の人に連絡を取れないですか?」と聞いたところ、もう30年くらい妹さんと連絡をとっていないということでした。別に仲が悪いわけではないそうなのですが、ご両親が亡くなり、帰る家もなくなり、妹さんと連絡を取り合うこともなくなってしまったという状況でした。

しぶるおじいさんに「電話をかけてみませんか?」と説得したところ、どうにか電話をかけてくれてつながったんです。つながってみると「あ、オレオレ」って自然と会話が始まって。「今回部屋借りることになったから、何かあったら連絡がいくかもしれない」と連絡先になってもらったんです。なんだかおじいさんもうれしそうでしたよね。もしかするともうこの先ずっと話すこともなく、一生を終えていくかもしれなかったわけですから、30年ぶりに二人の連絡が取れた瞬間に立ち会えたのは僕もなんだか嬉しくて、心にじわーっとくるものがありました。

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<逆に今まででもっとも大変だった経験は?>

基本的に、他の不動産屋が対応できない案件がうちに回ってくるので、全部大変です(笑)。

ただその中でも失語症の案件は大変でしたね。立ち退きで引っ越しをしなくてはならなかったのですが、失語症で電話に出ることができない、身内もいないということで、離れてコミュニケーションをとるのが大変でした。なんとか失語症の方でも受け入れてくれるオーナーさんを見つけ、ご紹介しました。電話に出られないと保証会社の審査は通らないので、家賃を自動引き落としにして、オーナーさんに許可をとりました。管理会社に行く際も、一緒に同行し、筆談をして、その人の人柄をみてもらい、ようやく、という感じでした。普段なら電話で済む話も対面でないと何事も進まないというのも大変でしたね。

<今の仕事と同じように向いていそうな仕事はありますか?>

調整役の仕事は向いていると思います。間に入り、双方の意見を聞いて、調整をしていくような。

あとは今やっているiPhone写真家でしょうか。撮りたい景色を見つけたとき、不動産でいえば、お宝物件を見つけた時のような感覚、「宝探し感」が似ていて面白みを感じます。 f:id:akira-wakasugi:20181107115237j:imageキャリアカウンセラー舛廣純子のシゴトのチカラ考察

飲食店でのシェフから、シニア不動産コンサルタント兼iPhone写真家という異色の経歴の若杉さん。
飲食店で磨いた効率性は起業して一人でやっているシニア不動産コンサルタントに、表現力や創造力はiPhone写真家にそれぞれ活きているとのこと。そして、シニア不動産コンサルタントとiPhone写真家は宝探し的な点でその面白みが似ているそうです。

仕事が変わっても、得意で活かされるチカラは共通で、一見全く異なる仕事にも共通したやりがいや面白みがある。パラレルキャリアというだけでなく、自分の得意を活かして、興味が湧くものに没頭し、世の中にない仕事を創り出していくという意味で、若杉さんのキャリアはとても創造的でユニークでこれからの時代のキャリアの在り方なのだろうと感じました。

それを可能にしているのは、一つは若杉さんがあげた変化対応力があるからこそ。若杉さんとお話していると、穏やかにお話ししながら、実は先の先までずいぶんと考え、行動している方なのが伝わってきます。ある意味計画を立てているということなのでしょうが、単に計画を立てているだけでなく、リスクや状況変化もいろいろ想定しながら、未来を考える習慣が自然とついている方で、だからこそ、シニア不動産コンサルタントとして賃貸オーナーもできているのでしょうし、若杉さんのキャリアもまた柔軟に形成されてきているように感じました。

また一方で集中して物事を学び取り組む力のある方なのでしょう。料理も不動産もiPhoneでの写真も、そこに集中し、集中するための時間も効率的に使われています。

これからの高齢化社会の中で、高齢者の住宅問題は大きな社会問題の一つです。だからこそ法改正などもあり、若杉さんのシニア不動産コンサルタントという仕事もその都度変化を求められることもあるかもしれません。でも若杉さんの変化対応力思い込みを持たず事実に基づく情報を集められる力、心を穏やかに保つ力があれば、シニア不動産コンサルタントの仕事も若杉さんのキャリアも柔軟にその変化の波を乗り越えていかれるのでは、と感じたインタビューでした。f:id:akira-wakasugi:20181107120218j:image⭐︎今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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