ぼくはiPhoneだけで写真を撮る。
iPhone写真家だ。
写真家だけどカメラは持たない。
だから写真家ではなく、iPhone写真家だ。
ポケットにあるiPhoneで、さりげない『日常』を切り撮っている。
ふとした瞬間、自分の心が動いたその瞬間を、さりげない日常の一瞬を逃さず切り取るためには、いつも持ち歩いているiPhoneがぼくにとっては最適なアイテムだ。
ぼくが写真展をやる理由
自分の撮った写真を多くの人に見てもらいたい。
本当に単純な話だが、ぼくが写真展をやる理由はそこに尽きる。
多くの人に自分の撮った写真を見てもらい、それぞの感想を聞きたい。
写真展をやっていて最も面白いと思う瞬間は、来てくれた人の感想を聞くときである。
まったく同じ写真を目にしても、それぞれ口にする言葉は違う。そして、もちろん写真を撮ったぼくにもぼくなりの視点があって、「こんなふうに見えた」というイメージ、というか感覚的なものはある。
例えばこれ。
ぼくのイメージでは『再会』。
むかし好き合っていたあなたとの30年ぶりの再会・・・
どこかそんなイメージ、そんな景色が見えた瞬間だった。
だけど、それはぼくの見た景色であって見る人によっては、夕陽を見に防波堤へ向かう人であり、買い物帰りの人であり、近所を散歩中の人でもある。
そもそも「人」メインではなく、きれいな夕陽と穏やかな波だけでもいい。
目の前の景色を、どう切り取るかは人それぞれ、完全に個人の自由だ。
そんな人それぞれ見た景色を一枚の写真を前に、おしゃべりする時間がただ楽しい。
楽しいから、またやりたくなる。これがぼくにとって写真展をやる大きな原動力なのだ。
カメラを持たない、
ぼくが写真展をやるもう1つの理由
自分の撮った写真を多くの人に見てもらいたい。
そして来てくれた人の感想を聞き、さまざまな視点に触れることが楽しくてたまらない。これがぼくにとって写真展をやる大きな理由、単純に楽しいからやっているのだ。
だけど、ぼくが写真展をやるのにはもう1つ大きな理由がある。
写真や執筆という「表現の世界」に出会う前、ぼくは「比較の世界」で生きていた。
社会的な価値観に振り回され、自分と誰かを比べては劣等感を抱き、常に自分以外の何者かにならなければと、気持ちばかりが焦っていた。
ぼくは誰かに勝つことでしか、自分を満たす方法を知らなかったのだ。
しかし、写真や執筆という「表現の世界」と出会い、自分という人間をいかに極めていけるか、つまり「自分を極める」という新しい価値観が生まれた。誰かと自分を比較するのではなく、自分自身をどこまで突き詰めていけるか、極めていけるかという終わりなき旅がはじまった。
そして自分を極めていくという旅の途中、ぼくは写真を撮り、文章を書き、自分の内面を顕在化させていく。そうやって自分の内面を顕在化させることで、より深く自分のことを知ることができる。
自分を極めるには、自分のことを深く知らなければいけない。
そのために自分の内面を外に引っ張り出し、可視化することで 、自分のことをより深く知ることができるのだ。
なんだかモヤモヤする時に、考えていることや思っていることを紙に書いてみると頭の中が整理されていくのは、自分の内面が可視化され理解しやすくなるからである。
その1つのカタチが、ぼくにとっては写真展だと思っている。
だから、ぼくは自分を極めていくために写真展を開催しているのである。
写真展のお知らせと
その展示内容を全公開します!
いよいよ来週の月曜日から・・・
《TRANSITION 〜人生の転機の歩みかた展〜》が始まります。
3階建てのギャラリーを1週間貸し切り、「誰にでも起こりうる人生の転機をどう歩んでいくのか」ということをテーマに、1Fは写真展、2Fは身体で読むことば展(まっくらやみの体験型イベント)、3Fは好きを活かして人生を軽やかに生きているゲストをお呼びしてのトークライブやワークショップを行います。
・会 期 2017年 11月20日(月) - 11月26日(日)
・開館時間 11:00ー20:00 最終日は14:00まで
・会 場 GALLERY KUBOTA 別館
〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目10−9
交通 :都営地下鉄 浅草線「宝町」駅 [A5]出口徒歩1分
東京メトロ 銀座線「京橋」駅 [6]出口徒歩1分 /有楽町線「銀座一丁目」駅 [10]出口徒歩6分
・主 催 オーディナリー
・観覧料 無料
・詳細はコチラ↓↓↓
※若杉アキラ:写真展やります☆
※11月21日:【残り若干名】トークイベントやります☆
写真展の中身、全公開はこちらです↓↓↓
そして当日来れない方にも、行こうかどうか迷っている方にも、遠くから見守ってくれている方にも、もちろん当日お会いする方にも、展示に先駆けて写真展の雰囲気を少しでも感じていただけたらと思い、ここで展示内容をすべてお見せしたいと思います。
ひとつ深呼吸をして、
ギャラリーに来たような気分で、
展示を眺めていただけたら嬉しいです。
最後までご覧になっていただき、ありがとうございました。
展示はいかがでしたか?
「今日が2回目です」
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当日、そんな一言から始まる出会いと再会を心待ちにしています。
※毎週水曜よる9時更新