ああ、あれもやらなくては・・・これもやらなくては・・・
ぁぁ、それよりもこっちか、いやぁあっちの方が先か。。
もう何が何だか分からない!
そう、いっそのこと全部を投げ出したくなるようなとき。
つまり頭がごちゃごちゃしているときの話し。
そんなときは布団をかぶって寝るか、とにかくお菓子でもヤケ食いしたくなる。ただ頭がごちゃごちゃしているときにも、目の前にやらなければいけないことはあるし、これからやりたいこともある。
だけど、このままじゃ何が何だか分からない。。
それにいま自分が何をしたら良いのかも分からない・・・
………
仕事やプライベート、そのほか何もかもがいっぺんに重なると、ついそんな気分になることもあります。はい、少なくともぼくはあります、笑。
ただ、そんな時もあろうかとぼくは日頃から「頭の中がごちゃごちゃするときの対処法」を用意しています。渦中にいると混乱してつい周りも見えなくなりがちですが、あらかじめ対処法を用意しておけば、その混乱も自分を見直す良いきっかけに変えることができるのです。
先ずはホッと一息ついてみる
仕事の締め切りも迫っている。
家に帰ってからやらなければいけないこともある。
とにかく忙しい。
しかし、そんな時こそ先ずはホッと一息つくことが大切なのです。
ホッと一息ついてみると、自分が勝手に慌てていたり、急ぐ必要もない仕事を大げさに急ぎやっていたことに気づくことがあります。だから先ずは5分でも10分でも、少しお茶でも飲みながらリラックスして、落ち着きを取り戻す時間が必要なのです。
ただもしも、お茶を飲んだりすることが難しい状況であれば、あえて何もしない時間を作ります。目の前の仕事に手をつけることを我慢して、目をとじ何もせず深く呼吸することだけに集中し、その忙しすぎる流れを断ち切るのです。
目の前に仕事がある状況でひとり手を休めるのは躊躇われるかもしれませんが、あえて何もしない時間を持つことで後の仕事が上手く進むのなら、その何もしない時間も仕事の一部と言えるのではないでしょうか。
今気になっていることを
すべて紙に書き出す
子供の頃から父親によく言われていました。
「分からないことは紙に書け!」
その分からないことが分からないから相談しているのに・・・
ただそうやって父親に突き放されたことで、ぼくは泣きながらも紙に自分の思いを書き出すようになりました。
紙に書き出した自分の思いを眺めてみることで、自分が何を考えているのかを客観視できます。
仕事もプライベートも何もかも関係なく、自分が今気になっていることを思いつく限り自由に書いていくのです。そうすることで自分が何を考えているのか、何にモヤモヤしているのか、何をやりたいのかが分かってきます。
そして書き出した「自分が今気になっていることリスト」の各項目に対して起こす行動をその横に書き込んでいきます。すると自分が今気になっていることに対して、どんな行動を起こせば良いのか可視化できて頭の中が整理されクリアになっていくのです。
期限を決めて
優先順位をつける
頭の中がごちゃごちゃしている時は、優先順位がごちゃごちゃになっている時です。
そんなときは自分が今何をしたら良いのか優先順位を正してあげればいいのです。
この優先順位を正す作業も可視化することで頭の中がもっと整理されます。その具体的な方法は紙に書き出した「自分が今気になっていることリスト」の各項目に対して、いつまでに完了させるのか期限を設けることです。
もともと期限のあることにはその期限を明記して、期限のなかったことには期限を設け、その期限と重要度に応じて優先順位を見直していきます。
ちなみに「自分が今気になっていることリスト」の作成と優先順位の更新を定期的に行っていくうちに面白いことに気がつきました。優先順位の高い項目は完了させることでリストから消えていくのに対して、優先順位の低い項目はいつの間にかリストから消えているのです。
つまり時が経つことでやらなくてもいい項目があったということです。それは確かに以前はやらなければいけない作業であり、やりたいことであったのはずなのですが、日々新たな優先事項が加わってくることで、どんどん優先順位は下がりいつの間にかリストから消えてしまったのです。
だから「自分が今気になっていることリスト」の全部が出来なくても気にすることはありません。いつも完璧を目指す必要はどこにもないのです。
デスク周りを片付けたり
身の回りのいらない物を捨てる
なぜか集中できないときに辺りを見回すと・・・
デスク周りの散らかり具合に比例するかのように、頭の中もごちゃごちゃと散らかっていることに気がつきました。
忙しいから後でやろうと色んな物を出しっ放しにしてしまうから、デスク周りがどんどん散らかってしまうのです。そして散らかり続けても後回しにして片付けられないので、ますます散らかっていきます。
そうやって身の回りの散乱を目にしていると、頭の中もますます散らかってきます。しかし、頭の中がごちゃごちゃしているときは、気分転換にデスク周りを片付けたり、身の回りのいらない物を思い切って処分するには絶好の機会なのです。
なぜなら体を動かして掃除をすることは気分転換にもなりますし、いらない物を思い切って捨てる行為もストレス発散に繋がるからです。
そして身の回りが片付きシンプルになることで、あれこれ何かを探す必要も本来いらなかった不要な選択肢で無駄に悩む必要もなくなるのです。
TVやSNSなどの
情報をシャットアウトする
頭の中がごちゃごちゃしているときに、何気なくTVやSNSを見てしまい余計に頭の中がごちゃごちゃしてしまうときがあります。
それは仕事中の何気ない気分転換のつもりでしたが、結果的には全く気分転換にならないのです。少なくとも頭の中がごちゃごちゃしているときの自分にとっては全く効果のないことでした。
だったら見なければいいのです。
頭の中がごちゃごちゃしているときにはTVやSNSは見ない。
そう決めてしまえばいいのです。
・・・とはいえ、息抜きにどうしてもスマホをいじりたくなるときもあります。
そんな時ぼくの場合はモチベーション動画を見ます。
モチベーション動画とは、自分のモチベーションを上げてくれる動画の事です。
それは人によって様々だと思いますが、ぼくの場合は好きなアーティストのLIVE動画かスポーツの名場面を見ることでグイグイとモチベーションが上がってきます。
TVやSNSをなんとなく見ていても気分は上がりませんが、モチベーションを上げてくれる映像を意図的に見ることはモヤモヤの発散にも繋がり後の行動をプラスに変えてくれます。
スキマ時間を見つけて運動する
単純なことですが体を動かすと心が晴々してきます。
運動して汗をかくことはストレス解消になります。だから単純なことですが運動できるのなら運動した方が心身ともに健康でいられます。そして心身ともに健康であれば頭の中もごちゃごちゃしにくくなるのです。
しかし、その運動ができないから困っているんだよ!と数年前の自分ならツッコミを入れたくなると思います。なぜなら5、6年前の自分は毎日の仕事が忙しすぎて運動する時間など確保することはできなかったからです(正確には作ろうとしていなかっただけなのですが)。
そこで特別に運動する時間は取らずに、仕事のスキマ時間を使い散歩を始めることにしました。外出の多い仕事柄アポイントまでのスキマ時間や移動時間を使っての「ながら散歩」でしたが、ぼくにとっては最高の気分転換になりました。
それは待ち合わせ時間より少し早めに現地へ行き周辺を散策してみたり、1つ前の駅で降りて目的地まで歩いてみたり、仕事の中にスキマ時間を意識的に作り出すことで日常に運動を取り入れていったのです。
ただ、その散歩が写真を撮り始めるきっかけとなり後に個展まですることになろうとは、そのとき全く想像することはできませんでしたが・・・笑。
5分でも10分でも
仮眠して脳を1度リセットする
もう頭の中がごちゃごちゃでどうしようもないとき・・・
もしも眠ることができるのなら寝たほうがいいです。
仕事のスキマ時間を利用して少しでも寝られる状態を作るのです。
頭の中がごちゃごちゃするということは考えに行き詰まっているということです。その行き詰まったままの状態で何か行動を起こすよりも、仮眠して脳を1度リセットしてから、何かを考えたり行動した方が仕事の生産性も高まります。
ただ、仕事の性質上どんなに工夫をしても仮眠を取ることができない場合もあります。そんな場合はホッと一息ついてリラックスしてみたり、ながら散歩をしてみたり、モヤモヤしていることを紙に書き出してみたり、今自分のできる範囲で頭の中のごちゃごちゃを解消していくように働きかければ良いのです。
今何をすれば自分は落ち着きを取り戻すことができるのか、その対処法を知っていれば自分で自分をコントロールすることができます。それを頭の中がごちゃごちゃしているからという理由で諦めてはいけません。
いつだって自分の主導権は自分で握ることができるのです。
頭の中がごちゃごちゃするときの7つの対処法
1.あえて何もしない時間をつくり落ち着きを取り戻す
2.頭の中のごちゃごちゃを全て紙に書き出し自分を客観視する
3. 期限と重要度に応じて優先順位の見直しをする
4.気分転換にデスク周りを片付けたり身の回りのいらない物を処分する
5. TVやSNSなどの情報をシャットアウトする
6.スキマ時間を見つけて運動する
7.仮眠して脳を1度リセットする
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