先ずは『やりたいこと』からやっていく。
やりたいこと中心のスケジュール。
iPhone写真で個展をやったり執筆活動をしてみたり。
家族と過ごす時間優先の働き方をしてみたり。
時間は自分にとって大切なことから使っていく。
そんな生き方がいい。
これは今でこそ現実となりましたが、ほんの数年前まで『やりたいこと』は後回し。先ずは『やるべきこと』を終わらせてから・・・つまり『やるべきことリスト』の完了が自分にとっての最優先事項だったのです。
なぜなら『やるべきこと』をやっておけば、安心安全に暮らしていけると思っていたからです。しかし、『やるべきことリスト』を処理している間にも、次々と『やるべきこと』は発生して、いつまで経ってもリストを完了させることはできませんでした。
ただその間にも時は流れ、子供たちもどんどん大きくなっていくわけで・・・あっという間に大人になってしまうんだろうなぁと、公園で走りまわる娘たちを眺め思ったものです。
ああ、自分にとって大切なことにフォーカスして生きねば。
そんなことを何度も何度も思っていく中で・・・
自分にとって取るに足らないことへ時間を使うのはやめよう。
そう、決心したのです。
それから様々な方法を試し、試行錯誤を重ね、今も日々活用しているのが『やるべきこと』を最少化する3つのステップです。
毎日やるべきことに追われ、やりたいことなど考える間もなかった当時、とにかく時間が欲しかった。自分の時間を持って、自分が大切だと思うことに、その時間を使いたかった。
だから、いま当時の自分のように『やるべきこと』に追われ苦しんでいる人へ、何かほんの少しでも助けになればと思い、今日までに実践してきた方法を綴っていきます。
『やるべきことリスト』を最少化する3つのステップ
ステップ1:先ずは『やりたいことリスト』を作る
最初に『やりたいことリスト』を作る理由は、『やるべきことリスト』を減らすためです。
なぜなら、やるべきことを減らした後に、やりたいことが何もないと、せっかく作り出した時間も手持ち無沙汰となり、なんとなく目の前にある作業をこなしたり、ライスワークだけを繰り返すようになってしまうからです。
だから、『やるべきことリスト』を減らす前、あるいは減らすことと同時に、『やりたいことリスト』を作った方が良いのです。ただ、そのリストは誰にも見せる必要はありません。だから何を書いても大丈夫。こっそり自分だけの秘密ノートに書いても良いのです。
ぼくの場合、そのリスト上位にあったのが「iPhone写真で個展をやりたい」というものでした。だから、そういった時間を作るためにも、やるべきことを処理する時間を減らし、やりたいことをやる時間を増やしていったのです。
ステップ2:勇気を出して『やりたいことリスト』を優先する
さあ、ここからは実際に『やるべきことリスト』を削りながら、ステップ1で作った『やりたいことリスト』を行動に移していきます。
ここでのポイントは、できる限り『やりたいことリスト』を優先させるということです。そうすることで物理的に『やるべきことリスト』を処理する時間をなくしてしまうのです。
なぜなら『やるべきことリスト』に充てる作業時間を減らすことで、今やるべきことは何なのかと自分に問い、優先順位の高い作業やパフォーマンスの良い仕事を見つけ出し、高い集中力で作業に取り組むことができるからです。
それにより優先順位の低い対象に使う時間は淘汰されていくことになります。
ただ、このステップ2だけを踏んでしまうと「時間がなくて全部できなかったぁ」とか「逆に忙しくなったぁ」というネガティブな感情が働くこともあります。
そこで次のステップは、また違う角度から取捨選択する技術も組み合わせて『やるべきことリスト』の最少化を実現させていきます。
ステップ3:思考と感情で『やるべきことリスト』の8割を削る
実際のところ『やりたいことリスト』を優先して『やるべきことリスト』を削っても生活に支障はありませんでした。
2016年春にiPhone写真で個展をやろうと決意してから、この2年間で5回個展を開催してきました。準備期間はそれぞれ約3ヶ月ほど、1年の半分以上はガッツリ個展準備に費やしてきたことになります。
それ以外の時間も『やりたいことリスト』上位にあった執筆活動をしたいと思い、毎週2000字以上書くと決めてブログも始めました。この2年間『やりたいこと』をできる限り優先しながら『やるべきこと』を捨て続けてきました。
そこで感じたことは「本当にやるべきことは、そんなに多くない」ということです。
『やりたいことリスト』を優先し、『やるべきことリスト』を削っていく。それと並行して両リストを常に80対20分析で取捨選択していく。そうすることで自分にとって大切なことを見つけ、それに集中していくことができるのです。
ちなみに80対20分析とは一般的に「パレートの法則」と言われているものです。簡単に説明すると、物事の結果の8割は2割の原因から生じているという不均等の法則です。
この法則を使い『やるべきことリスト』の中で何が8割の成果をもたらすのか?
逆に「労多くして益少なし」になった8割の原因は何か?
そして『やりたいことリスト』の中で最高に喜びをもたらしてくれる2割は何か?
頭と心を使いながら80対20分析を定期的に行い、リストの取捨選択をしていくことで、いつも最大の成果をもたらす少数のことを見つけ出すことができるのです。
今できるステップから始めていく
前項の『やるべきことリスト』を最少化する3つのステップいかがだったでしょうか?
3ステップと言いながらも、実はこのステップどこからやっても、どれか1つだけやっても『やるべきこと』を減らす効果があります。手っ取り早く『やるべきことリスト』を減らしたい場合は、ステップ2と3を同時に行えば良いでしょう。
とにかく『やるべきことリスト』にかける時間を減らし限定するのと同時に、80対20分析で最大の成果を上げる2割を見つけ出しそれ以外は削る。これだけで『やるべきこと』に使う時間を大幅に減らすことができます。
ただ、自分の経験上いくら『やるべきこと』を減らし、解放された時間を作っても『やりたいこと』がないと、心にぽっかり穴が空いてしまうと思うのです。
なぜなら"やらなきゃ"という義務感や忙しさからの解放を目指し、いつも優先順位を考え、自分を律し、行動し続けてきた人にとって、「やりたいことがない」という状態は、芝のない地面に音を立てぐるぐると回る芝刈り機のようなものだからです。
このエネルギーをどこへ発すれば良いのか?
そう、つまり時間だけを作ってもエネルギーが有り余ってしまうのです。だから予め『やりたいことリスト』を作り、自分が心からやりたいことをやるために『やるべきこと』に支配される時間を削っていく。
そうすることで『やるべきことリスト』に追われていた毎日が、『やりたいことリスト』を楽しみ追いかける毎日に眩しくも変わっていくのです。
⭐︎今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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