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その小さな目標に熱狂できるか?

昔から目標は大きく設定した方がいいと教わってきました。

 

それは例え目標の達成が7割程度になっても、低い目標を完璧に達成するよりも大きな果実を得られ自分自身の成長に繋がるからです。

 

確かにそうだなぁと思う反面、ぼくの場合はまだまだ自分仕様にカスタマイズする必要もあったのです。

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大きな目標の落とし穴

 

目標は大きく設定した方がいい。

 

確かにそれは自分の成長を加速させる1つの方法だと思います。

 

しかし、大きな目標に対して行動する前に萎縮してしまったり、「目標をクリアした」という小さな自信や達成感を味わうことができないという側面もあります。

 

ぼく自身2011年にひとり会社を立ち上げ、常に目標を設定して事業を営んできました。目標を達成できる年やできない年を重ねながら、なんとか今日まで事業を継続しています。

 

ただ、精神的にはなかなか目標を達成できずに歯がゆい時期を過ごしたこともあります。それは大きな目標は最初から7割達成すれば良いという考えが頭の中にあり、表向きには10割の目標を掲げていても、頭で考える7割の達成を実際は目標にしてしまい、結局はそこにも届かないということが多々あったからです。

 

そこで大きな目標を持つのと同時に、そのプロセスを細かく刻み、小さな目標を設定していくことにしたのです。

 

手が届きそうで届かない目標に熱狂する

 

小さな目標を設定をする時いつも思い出すことがあります。

 

それはダーツのカウントアップというゲームです。

 

わたくし実は学生時代はダーツにハマっていました。

もっと言えばダーツをするために学校に行っていたのかもしれませんw

 

大学のすぐ近くに昼間からやっているダーツバーがあり、講義の出席だけとっては直ぐに友人たちとダーツバーに行くのがお決まりのコースでした。

 

友人たちと得点を競うことがダーツにハマるきっかけでしたが、多くのダーツバーで行われていた「550点以上を取るとマイダーツがもらえる」という企画にぼくはめちゃめちゃハマっていたのです。

 

ダーツは全くの素人でも運だけで400点前後いくことは良くあります。そんなビギナーズラックを経験してしまうと、もう少し頑張れば550点に届きそうだとハートに火をつけられてしまうのです。

 

ただ、ぼくの場合この550点を取るまでに1年近くかかりました。

つまり、あまり上手ではなかったんですね。

ハマっていた時期は週2・3回ダーツバーに通っていたのでなかなかのマイペースです。

 

それで今思えば、よくあんなにハマっていたなぁと感心するわけですw

 

ただそれは「あとちょっと、もう少し・・・」という、手が届きそうで届かない550点を取りたいという目標がずっと自分の中にあったからです。友人たちとゲーム感覚で勝負をしていただけなら、あんなに熱狂していなかったと思います。

 

当時の自分にとってダーツは的の中心にあるBULLをひたすら狙う自分自身との勝負だったのです。

 

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その小さな目標に熱狂できるか? 

 

ダーツの場合550点でマイダーツという目標が予め設定されています。

しかし、現実社会では自分を成長させるため自ら目標設定をする必要があります。

 

目標設定をする際に大切なことは自分を知ること、その周辺の社会情勢やその対象を深く知ることと同時に「目標に対してどれだけ自分が熱狂できるか」だと思うのです。

 

なぜなら、どれだけ外的な分析を重ね目標設定をしたところで、その目標に自分が熱狂できなければプロセス自体が味気ないものになってしまうからです。

 

ぼくは自分の時間を何1つ味気ない時間にしたくはありません。

 

だから目標を設定するにしても、マイダーツ550点の法則のように手が届きそうで届かないハートに火をつけられるような感覚を大切にしたいと思うのです。

 

そこで大きな目標は大きな目標としてぼんやり持ちつつ、その大きな目標に向かうプロセスを小刻みに目標化して数ヶ月から1年くらいで達成できそうな小さな目標をいくつも作ってきました。

 

ぼくの場合、そうやって頻繁に目標をクリアしていくことで小さな自信と達成感を得るタイプなのです。

 

その目標は手が届きそうで届かないくらいが丁度よく、毎年達成できるような手堅い目標ではなく、達成できる年もあればできない年もあっていいのです。

 

この達成できるかどうか分からないギリギリのラインを目標に設定するのは自分を奮起させるためです。マイダーツ550点の法則ように手が届きそうで届かないモノだからこそ、頑張ればなんとか手に入れられるのではないかと気合が入るのです。

 

それが大きな目標ばかりでいつも達成できないでいると、目標を達成する喜びも知らず、やる気すら無くなってしまいます。だから6割程度の確率で達成できそうな小さな目標を設定し、短い期限を設け、高い集中力を発揮して取り組める環境を作ることが自分にとっては大切なのです。

 

そうやって小さな目標に熱狂しながらも、冷静に設定と達成を繰り返していくことで、大きな目標に近づいていくことができるのです。

 

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熱狂してしまう目標設定のコツ 

 

・手が届きそうで届かない目標を設定する

(マイダーツ550点の法則)

 

・60%くらいの確率で達成できることを直近の目標にする。

(できないことの反省より、できたことの喜びを多く知るため)

 

・自分がワクワクする要素を目標に加える。

(ぼくの場合、何かを集めたり記録を付けることに萌える傾向があります)

 

 

毎週水曜よる9時更新