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断って「具体的に困ること」はあるのか?

f:id:akira-wakasugi:20181124231700j:image全部やるのはムリ

「全部やろう」というバランス思考を捨てると、忙しさから解放されます。日々の生活を見直し、自分にとって大切な時間以外を捨てることで、忙しく振り回される毎日から「自分の時間を取り戻す」ことができます。

 

1日24時間、1年365日、人生80年という限られた時間の中で、すべてを手にすることはできません。「何かを選ぶ」ことは、「何かを捨てる」こととトレードオフなのです。

 

「何かを捨てる」には「もう捨てても大丈夫」という安心感が必要です。例えば「嫌われるのが怖い」と思い、断ることをせず、頼まれ仕事や飲み会の誘いなど全てを引き受けていたら、時間がいくらあっても足りません。しかし、「嫌われるのが怖い」という不安を抱えたままでは、断ることができないのです。

 

ぼく自身、20代半ばまで断ることが苦手でした。だから「付き合いの良いキャラ」を演じ、あちこち顔を出すことで「みんなに好かれよう」と無理に頑張っていました。しかし、起業して時間の使い方が収入に直結するようになり、必要にかられ、人生をトレードオフで考えられるようになりました。f:id:akira-wakasugi:20181124231845j:image断れない人は忙しくなる 

会社員時代、仕事以外の時間はすべて自由に使えました。

起業すると、すべての時間が自由になりました。

 

ただ、起業して自由時間は増えても、その自由時間でお金も稼ぎ、生計を立てる必要があります。会社員時代は朝から晩まで働けば、仕事で成果が出なくても給与をもらうことはできました。しかし、起業すると朝から晩まで働こうが、成果を上げられなければ1円の収入にもなりません。1ヶ月400時間働いても、500時間働いても成果を上げられなければ収入ゼロです。

 

実際には起業して収入ゼロだとプラスマイナスゼロではなく、経費がかかる分だけ赤字になります。なので起業してからというもの、仕事はもちろん日常のあらゆる場面で「何を選び、何を捨てるか」と考えるクセが身に付いたのです。

 

嫌われるのが怖くて断らず、しぶしぶ引き受けた頼まれ仕事や雑務など、自分にとって「どうでもいい時間」は、自分の「大切なことに使える時間」を捨ててまで使う時間でしょうか。断ることができない人は、自分にとって「どうでもいい時間」ばかり抱え、忙しく振り回されてしまうのです。f:id:akira-wakasugi:20181124232224j:image断っても「困らない」

嫌われることを恐れ、断れない人は忙しくなります。

しかし、逆に考えれば「断ることができれば、忙しさから解放される」ということです。

 

ぼく自身、嫌われることを恐れていた理由に「人間関係を良好に保ちたい」という思いがありました。それは子供の頃、自分の悪口や陰口を耳にして、すごく嫌な思いをした経験があるからです。だから「もう、あんな思いしたくない」という感情が働き、嫌われることを恐れ、断ることができなかったのです。

 

しかし、そもそも誘いを断り、人から嫌われたとして、何か困ることはあるのでしょうか。例えば、あなたが同僚に仕事を頼んだとき「ごめん、いま大事なプロジェクトを抱えてて手一杯なんだ」と言われて、あなたは同僚に殺意を持つでしょうか。後輩を飲み会に誘ったとき「すいません、いま資格試験の勉強に追われてて…」と言われ、あなたはパワハラに走ったりするでしょうか。

 

良識ある大人にとって「みんなに好かれるのは無理」というのは周知の事実。ほとんどの誘いは、誠意をもって断れば、嫌われることはありません。万一、嫌われたとしても「どうでもいい時間の処分代」と考えれば納得の対価ではないでしょうか。「何かを選ぶ」ことは、「何かを捨てる」こととトレードオフです。誘いを断って崩れてしまう人間関係なら、それまでの関係ということです。そのような相手に、自分の「大切なことに使える時間」をしぶしぶ使う必要はないのです。f:id:akira-wakasugi:20181124232758j:imageバランス思考は捨て、トレードオフで考える

自分にとって「どうでもいい時間」を捨てると、「大切なことに使える時間」が増えます。自分の好きなことや楽しみに使う時間は、たとえ時間的には忙しくても精神的な充実感を得られます。

 

「自分の時間を取り戻す」ことは、自分にとって「どうでもいい時間」を捨て、「大切なことに使える時間」を取り戻すことです。そのためには「全部やろう」とするのではなく、「どれが1番大切か」と見極め、それ以外を捨てる必要があります。

 

人の時間には限りがあります。人から嫌われることを恐れ、「全部やろう」としてバランスをとり、自分にとって「どうでもいい時間」で人生を埋め尽くしてしまうのは、あまりにもったいない。

 

「全部やろう」というバランス思考は捨て、「どれが1番大切か」見極め、それ以外は捨てる。「何かを選ぶ」ことは、「何かを捨てる」こととトレードオフなのです。

f:id:akira-wakasugi:20181124234056j:image⭐︎今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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