ジィリリリリリッーーーーーン!!!
ジィリリリリリッーーーーーン!!!!!
「はぁっ、もう5時か・・・」
目覚ましに叩き起こされ今日も1日が始まっていく。
25歳で飲食から不動産業界に転職して宅建の勉強を始めたときも、独立してファイナンシャルプランナーの勉強を始めたときも、そして写真展を開催するようなってからも・・・
自分にはどうしてもやりたいことがあって、その時間を作るために早起きをする必要があったのです。
今となっては習慣化された早起きですが、もともとぼくは夜型人間でした。
18から25歳まで飲食勤めだったこともあり長いあいだ夜型の生活をしていました。
しかし、仕事から帰ってきて夜に宅建の勉強をしても疲れてて全然頭に入らない。なんとか眠い目をこすり夜の1時2時までがんばっても、翌日に復習するとほとんど覚えていないのです。
その結果、1年目の宅建試験は不合格でした。
そこで夜に勉強することはやめて早起きして勉強することにしたのです。
朝5時起きしてそこから2時間集中して勉強します。
その早起き勉強法で2年目の宅建試験は無事に合格することができました。
ただ、宅建試験が終わると1年間続けてきた早起きも終わってしまいました。
それは単純に早起きする目的がなくなったのと朝早く目覚ましに叩き起こされるのが嫌だったのです。
毎朝目覚ましに叩き起こされるのは不快です。
目的達成に向けてなら多少嫌なことも我慢できますが、目的もないのに嫌な思いだけをしたくはありません。
しかし、その後も必要に迫られ早起きを繰り返していると、目覚ましナシでも早起きできるコツが分かってきたのです。
今日はその『目覚ましナシで早起きする10のコツ』をまとめてみました。
1.早起きする目的を明確にする
早起きするために最も大切なことは『早起きする目的を明確にする』ことです。
早起きしてあれをやろう!これをやろう!という気持ちがなければ、どんなに方法やテクニックを学んでも長続きはしません。
ちなみに先週降った大雪の翌日は4時起きして江ノ島まで行ってきました。
雪が消える前の江ノ島を早く見に行きたくて前日はなかなか眠れませんでした。
子供と同じで遠足の前日はワクワクして眠ることができないのです。
布団に入って明日のことを考えると1時間も2時間も眠れない・・・
しかし、翌朝は目覚ましが鳴る前に起きてしっかり準備をしているのです。
大人になってからも「早起きしてあれをやろう!これをやろう!」という目的が明確にあれば、目覚ましナシでもしっかり目を覚ますことができるのです。
2.自分の睡眠サイクルを知り、起きたい時間から逆算して就寝する
睡眠サイクルは90分周期がいい。
誰もが1度はそう聞いたことがあるのではないでしょうか。
ぼく自身、朝起きても疲れが取れていない、日中も眠くなるなど、長いこと睡眠には悩まされてきました。そこで試しに90分周期をもとに6時間や7時間半の睡眠を取り入れてみたのです。
しかし、結局は目覚ましに叩き起こされることに変わりはありませんでした。
自分にとって眠りの途中でムリヤリ起こされるのはどうしても嫌なのです。
そしてそれは体にとっても良いことだとはとても思えません。
だから自分が布団に入って大体どのくらいで目を覚ますのか調べてみることにしました。毎日何時に寝て、何時に目を覚ましたのかということを覚えている限りiPhoneのメモに記録していくのです。
本当に単純なことですが自分の睡眠時間を可視化することで目を覚ましやすい睡眠サイクルが分かってきました。
僕の場合、普段はだいたい5時間から6時間の睡眠、少し疲れているときは7時間から8時間ほどの睡眠で目を覚ましているようです。
自分の睡眠サイクルが分かれば、前夜のコンディションと翌朝起きたい時間から逆算して寝る時間を決めることで、目覚ましナシでも自然に目を覚ますことができるのです。
3.寝る前にスマホやPCは見ない
寝る前にスマホやPCを見ると寝つきが悪くなります。
スマホやPCから発せられるブルーライトを浴びると目が冴えて眠れなくなるのです。
だから寝る1時間前にはスマホやPCをなるべく見ないようにします。
絶対に見ないというわけではなく、なるべく見ないように意識するのです。
ただ普段からスマホ中毒なぼくは1時間もスマホに触ることができないと小刻みに震えてきます(悶々として発狂しそうだという例えです)。
だからその1時間は楽しみな本を読むことにしています。
本を読んでいるといつの間にかスマホのことも忘れています。
これは自分の関心を意識的にスマホから他の何かにすり替える作戦です。
ぼくの場合は、これで無理なくスマホを見ずに布団に入ることができるのです。
4.早寝早起きしてしまう状態をつくる
目覚ましナシで早起きするためには早く寝ることです。
だったら早寝早起きを習慣にしてしまえばいい。
そんな声が聞こえてきそうですが・・・
それができないから困っているのです。
もちろん自分もその1人です。早く寝れば早く起きられることが分かっていても夜になると「あれもしたい、これもしたい」と色々やりたいことが浮かんでくるのです。
それなら「早寝早起きをする」のではなく「早寝早起きをしてしまう」状態を作れば無理なく早起きができるのではないでしょうか。
そう考えぼくが実践していることは・・・
・1日の終わりにランニングをする。走ると疲れて早く眠くなる。
・夜眠くないときは軽くお酒を飲む。家でお酒を飲むとスグに眠くなる。
・寝る前に少し多めの水を飲む。トイレに行きたくなって朝方に目が覚める。
・カーテンを開けて寝る(冬は寒くて締めてますが・・・)。朝の光で目が覚める。
つまり眠くなる状態や目が覚める環境を作るようにしています。
どれも簡単なことですが目覚ましナシで早起きするにはとても効果的なのです。
5.早起きできた自分にご褒美をあげる
早起きできない理由は単純です。
心身ともに早起きすることよりも寝ることを望んでいるからです。
つまり早起きする目的が無いか弱いか、肉体的に疲れてて無理なのかです。
だからこそ早起きできた自分にはご褒美をあげましょう。
それは朝起きて美味しいコーヒーを飲むことであったり、好きなお菓子を食べることであったり、その日のランチを少し豪華にしてみることであったり、早起きできた自分に何かご褒美をあげてみることです。
ご褒美があるとそれをモチベーションに行動を起こすことができます。もちろん早起きする真の目的は目の前のご褒美ではありませんが、行動する動機にはなるのです。
6.夜中に目が覚めたら、そのまま起きて作業を始める
夜中に目が覚めて眠れない夜があります。
そんなときは無理に寝ようとせず今から作業を始めてしまえばいいのです。
たとえば早起きして朝5時から7時までの2時間、なんらかの作業をやる予定だったとします。それが夜中の2時半に目が覚めて眠れなくなってしまった。
そこで無理に寝ることをやめて夜中の3時から5時までの2時間、早起きしてやる予定だった作業を先にやってしまうのです。
たださすがに夜中の3時から1日ずっと起きているのは辛い・・・
だから朝方にもう一度寝て体力を回復させます。
そして目を覚ますと今日2度目の朝が待っています。夜中に目が覚めたことで普段は1度しか使えない朝起きたてのパワーを今日は2度も使うことができるのです。
7.少しくらい多く寝ても、朝起きる辛さは変わらない
朝5時に起きようと思っていたら4時に目が覚めてしまった。
このまま寝たら5時には起きられなそうだし、目覚ましをかけるのも嫌だし、かといってまだ1時間寝られるのに起きるのも躊躇われる・・・
ただよくよく考えてみると今起きるのも、後で起きるのも、どちらにしても朝起きるのは辛いのです。どちらにしても辛いのなら1時間早く起きた方が1日に使える時間も増えてお得感があります。
例えば、いま布団の中でモゾモゾしながら起きようかどうか迷っている自分がいます。前日に早起きすると決めていたのに、目を覚ますと起きなくてもいい理由を探し始めているのです。
みんなが「それは仕方ないねぇ」と言ってくれるような理由(いいわけ)が何かないか布団の中でモゾモゾと考えています。
そんな誘惑に打ち勝つためには「なぜ早起きするのか」という目的を思い出せばいいのです。
その目的が強く明確であれば1時間早く目が覚めても、「この1時間は自分の目的達成へのボーナスタイムだ」と自分に言い聞かせ、気合いと根性で布団の外へ出ることもできるのです(横に転がると寝たまま布団から出られる裏技もありますw)。
8.二度寝できない仕組みをつくる
朝5時にしっかり目が覚めたはずなのに気がついたら7時になっていた。
そんな二度寝の経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
ぼく自身よく二度寝してしまう時期がありました。
朝早く目を覚ますことはできても、そのあと布団から出ることが難しいのです。特に最近は寒くてなかなか布団から出ることができません。そうやってウダウダしているといつの間に1、2時間経っていて、「ああ、またやってしまった・・・」と同じこと繰り返してしまうのです。
だから目が覚めたら二度寝しない仕組みを作ることにしました。
仕組みと言ってもどれも簡単なことばかりです。
それは枕元にあらゆるリモコンを置いておくことです。
具体的には・・・
・目が覚めたらすぐに部屋の電気を全部つける(布団の中からリモコンで)
→眩しくて寝れなくなります。
・目が覚めたらすぐにエアコンをつける(布団の中からリモコンで)
→部屋が暖まり布団の外に出ることができます。
・目が覚めたらすぐに目覚ましをかける(布団の中からリモコンで)
→二度寝して目覚ましに起こされるのは不快なので今起きようと思えてきます。
早起きはしたい。だけど布団から出られないときは、目が覚めた瞬間に二度寝できない仕組みのスイッチをONにすればいいのです。
9.寝る前に起きる時間帯を宣言する
早起きするためには起きる時間帯を宣言して寝ると効果的です。
4時とか5時とかピッタリの「時間」ではなく、大まかな「時間帯」を宣言して寝ます。
「時間」ではなく「時間帯」なのは小さな成功体験を積み重ねていくためです。
宣言したのにいつも宣言通りにいかないと面白くありません。
目覚ましナシでピッタリの時間に起きのは至難の技です。
だから予め起きる時間に幅を持たせておくのです。
そこで本当は5時に起きたいとしたら、実際起きる時間帯はその前後30分の4時半から5時半にします。だから「明日は4時半から5時半の間に起きるよ」と自分に言い聞かせて眠りにつきます。
同様に家族や身近な人にも早起きの宣言をします。
早起きは誰かに宣言することで起きられる確率が上がります。
なぜなら誰もが有言実行したいという気持ちを心のどこかに持っているからです。
声に出して宣言することでそこに直接働きかけることができるのです。
10.時間をかけて習慣化する
これまで朝7時に起きていた人が明日から毎日5時起きするのは大変です。
毎日早起きしなければ・・・
そう思ったら挫折してしまいそうです。
だから少しゆるく考えてみます。
早起きは毎日できなくてもいい。
そう考えればいいのです。
これまであった習慣を一気に変えるのは結構難しいのです。
なぜなら習慣は時間と共に身に付いていくものだからです。
だから早起きも少しずつ習慣にしていけばいいのです。
一気に全部を変える必要はありません。これまで全く早起きできなかった人が週3日でも早起きして朝の時間を使えるようになれば人生を変えられます。
例えば、朝5時起きして2時間集中して自分の身につけたいスキルを学んだとします。それを週3日やると週6時間、年間通して続けられれば1年で300時間以上も自分のために集中した時間を使うことができます。
ぼくはこの朝の時間を使って宅建やファイナンシャルプランナーの資格を取り、それを活かす仕事をしてきたことで大きく人生を変えることができました。
だから朝の時間の使い方で人生を変えることができると思っています。
それもできれば目覚ましナシで気持ちよく、未来を変えていきたいと思うのです。
毎週水曜よる9時更新