TIME IS LIFE

撮ること・書くこと・歩くこと

心の平穏を取り戻す10のコツ

死ぬまで平穏は訪れてくれない。

 

断言します!間違いなく現代人は忙し過ぎです。その忙しい現代人の中でも家族を養いひとり働いているお父さん、小さな子供を抱え家庭に仕事に365日24時間奮闘しているお母さん。

 

家族のため・・・

子供のため・・・

 

家族を持ち守るべき者ができたとき、彼・彼女等はためらいもなく自分を犠牲にすることができます。しかし家族や子供と同様にもう1人、大切にしなければならない人がいるのではないでしょうか。

 

それはほかでもない、自分自身です。

 

家族や子供のため日々奮闘しているお父さんお母さん。我が家も6歳と1歳の子を抱え日々奮闘しております。そんな慌ただしい毎日の中で未熟ながら自分なりに模索してきた「心の平穏を取り戻すコツ」について少し振り返ってみようと思います。

 

f:id:akira-wakasugi:20180320180019j:image

 

1.完璧を求めない

 

完璧の中に穏やかさはありません。

いつも完璧を求めていると穏やかに生きることはできないのです。

 

もちろん仕事で完璧を求められる時もあります。

ただそれは仕事という枠の中での話です。

 

その完璧主義を人生に持ち込んでしまうと生き辛くなります。

自分も辛いし、完璧を求められる周りの人も辛いのです。

 

だから日々の暮らしは完璧でない今の日常がちょうどいい。

つまり完璧ではない日常こそが人生においては既に完璧であると言えるのです。

 

2.誰かと比べない

 

誰かと自分を比べてしまうと心穏やかにはなれません。

 

となりの人には勝っているけれど、となりのとなりの人には負けている・・・という具合にある程度まで勝てたとしても必ずどこかで行き詰まってしまいます。いつどこの世界にも上には上がいるのです。

 

確かにスポーツや勝負の世界では競争に勝つことが大切です。しかし、日々の暮らしや人生を誰かと比較していると心穏やかにはなれません。

 

そもそも何を持って勝ちとするのかも人それぞれの価値観によって違います。

だったら競争相手は常に自分とすべきではないでしょうか?

 

昨日の自分より今日の自分はどれだけ成長できたか。

自分の価値観にどれだけ日々の暮らしを近づけることができたか。

 

真の成長を求めるなら自分という人間を極めるべきです。そうなると競争相手は自分以外いないのです。

 

3.やるべきことに支配されない

 

やるべきことに支配されると大切なことを見失ってしまいます。

 

たとえばToDoリスト(やるべきことリスト)が存在するのは何か達成したい目的があるからです。真夏に汗だくで営業回りするのも、グッとこらえ上司に頭を下げるのも、毎朝お弁当を作るのも、PTAの集まりに参加するのも、洗濯や掃除をすることだってすべて・・・

 

やるべきことをやる本質的な目的は自分や家族の幸せであったはずです。

そのために外では仕事をしてお金を稼ぎ、家では家事をして家庭を支えているのです。

 

しかし、やるべきことリストはいつまでも終わることがない・・・リストの項目を1つ終わらせればまた新しい項目が出てきて、それが死ぬまで繰り返されます。

 

だから、やるべきことリストの完了に日常を支配されてはいけないのです。

 

何故なら、やるべきことに終わりはありませんが、愛する人と過ごせる時間には必ず終わりがきます。その終わりは思ったよりも早く、いつ訪れるかもしれない儚いものです。

 

そのことを肝に命じておけば、何も見失うことはないのです。

f:id:akira-wakasugi:20180321080849j:image

4.悲劇の主人公にならない

 

悲劇の主人公に心の平穏はありません。

 

ぼくたちはつい些細なことを大げさに捉え、自分を苦しめてしまう傾向にあります。そして後に振り返ってみると「何故あんなことで悩んでいたんだろう」とか「ああ、周りが見えていなかったなぁ」と過去の自分を客観的に見ることができます。

 

・・・とは言え、渦中にいる時は・・・もう、そのことしか考えられません。

 

そんな時は未来の自分から「おい、また悲劇の主人公ぶっているゾ」と自分にツッコミを入れます。それは普段なら見えることも渦中にいると極端に視野が狭まり見えなくなってしまうことがあるからです。

 

そんなときは渦中にいる今の自分を未来の自分という一歩引いた視点から客観的に眺め強烈なツッコミを入れ、目を覚ましてあげれば良いのです。

 

5.問題は解決しない

 

その問題を解決すれば心に平穏が訪れるのでしょうか?

 

ぼくたちは子供の頃から「問題は解決するものだ」と教わってきました。しかし問題を解決した先に心の平穏を求めてしまうと、解決できない問題に直面した時からそれは姿を消します。

 

ただ世の中には解決できない問題が山のようにあることを、ぼくたちは知っています。だったら問題に対しての捉え方を「解決する」から「改善する」に変えてしまえば良いのではないでしょうか。

 

なぜなら多くの問題は解決することはできませんが、改善することならできます。

選択肢には◯と✖️だけでなく△もあっていいのです。

 

問題は今すぐ解決できなくても、今から改善することはできる。

そんな姿勢で問題を眺めることができればいつも心穏やかにいられるのです。

 

6.モヤモヤを紙に書き出す

 

モヤモヤを紙に書き出すと頭の中がスッキリします。

 

異なる分野で様々なタスクを抱えていると頭がぐちゃぐちゃになります。

日々の仕事や家事、育児に介護・・・ふつうに生きているだけで毎日が戦争です。

 

あれもやらなければ、これもやらなければ・・・

そうやって考えているうちに次の仕事が割り込んできて今日も1日が終わります。

 

そこで、ぐちゃぐちゃになった頭の中を整理するため、今モヤモヤと考えていることを全て紙に吐き出します。

 

吐き出す?→書き出す?

誤字ではありません。

吐き出すのです。

 

ここでは書き出すという頭で考えた行動ではなく、出てくる感情すべてを紙に吐き出すように書くのです。誰にも見せないと心に決めて思いの丈を全部吐き出す。どんな些細なことでも紙に書いて自分の感情を見える化するのです。

 

そうやって紙に書いたものを眺めていくと自分の考えていることや思っていることが見えてきます。それが分かると次の行動に移りやすくなります。

 

つまり頭がクリアなれば前に進んでいけるのです。

 

f:id:akira-wakasugi:20180321081114j:image

7.ひとりきり何もしない時間をつくる

 

ひとりきり何もしない時間をつくると心が穏やかになります。

 

なんだそんなことかと思われるかもしれませんが、日々仕事や家事に追われる暮らしの中で、ぼくたち現代人にひとりきり何もしない時間がどれだけ残されているのでしょうか。

 

おそらく意識しなければ「何もしない」ということに、ぼくたちは耐えられません。何故なら30秒や1分という信号待ちやコンビニのレジ待ちの時間ですらスマホを開き、せかせかと何かを始めているのです。

 

だから意識して、何もしない時間をつくることが必要なのです。

 

その何もしない時間というのは1時間も2時間もつくる必要はありません。毎日の暮らしの中でほんの数分でも頭をからっぽにしてリラックスしようと意識すれば誰にでもできることです。

 

それはある人にとっては・・・帰宅途中の公園であったり、車を駐めたコンビニの駐車場や自宅トイレの中であったり、子供が寝静まった後のリビングや寝室であったり・・・

 

毎日ほんの数分でもひとりきりになって心を静められる時間と場所を持つことが心の平穏には欠かせないのです。

 

8.人にやさしくする

 

人にやさしくすると気持ちが穏やかになります。

 

やさしくされた人はもちろん、やさしくなれた自分もなんだか幸せな気分になります。

人にやさしくすることに何も難しいことはありません。

 

道ですれ違った人が何か落し物をしたら拾ってあげたり、電車で座っていてお年寄りや妊娠中のママさんがいたら席を代わってあげたり、脇道から出てこようとする車に道を譲ってあげたり、毎日の暮らしは人に優しくするチャンスで溢れています。

 

そのチャンスを少し意識して、少しの勇気を持って、少しの行動を起こすだけで、時に「ありがとう」と声を掛けられ穏やかな日常のハイライトとなるのです。

 

9.助けて!と言ってみる

 

助けて!が言えると心が楽になります。

仕事や家事の何もかもを自分ひとりでやる必要はないのです。

 

何故なら作業に追われ余裕がなくなるとミスが起こりやすくなるからです。

(ミスも嫌ですが心ない自分になることはもっと嫌です)

 

ミスが起こるとそのミスをカバーするための作業が発生して余計に忙しくなります。だから余裕がなくなってきたら、助けて!と言うことが心穏やかに生きる秘訣です。

 

その助けてとは・・・自分の仕事を周囲の人や外注に振ってみたり、時には断り制限してみたり、時間単位でホームヘルパーさんに家事をお願いしてみたり、子供を近所の一時保育できる保育園に預けてみたり、とにかく自分の許容量を超える前に助けて!と言うことで周囲の人に気づいてもらうことが大切なのです。

 

そしてなにより、助けて!と言う人のことを、多くの人は助けてくれるものです。

 

10.ありのままの自分を受け入れる

 

ありのままの自分を受け入れると心が楽になります。

 

怒りや不安、悲しみや嫉妬という一見ネガティブに捉えがちな感情が湧いてきた時に、それを否定したり見て見ぬ振りをするのではなく。「ああ、また嫉妬しているなぁ」とか「ああ、いま自分はビビっているなぁ」と、ありのままの自分を認めてあげると感情に振り回されなくなります。

 

自分を受け入れてくれる人の前だと心が落ち着くように、どんな感情も認め受け入れてあげることで心のザワザワは消えていきます。

 

自分のことがよく見えているからこそ自分の良い面も悪い面も知っている。

それがちゃんと生きている何よりの証拠です。

 

ただ生きている。

 

それだけあれば、後はすべてプラスαの出来事なんだと思うのです。

 

f:id:akira-wakasugi:20180320180416j:image

 

毎週水曜よる9時更新