すごい行動力ありますね!!!
起業にしても個展にしても何か自分の行動を見てそう言っていただけることは素直に嬉しい。嬉しいから、つい『ありがとうございます』とだけ言ってそのまま話し込んでしまいますが、いつも心の中にはもっと伝えたいことがあるのです。
わたくし実はなかなかのナマケモノです。
自分という人間を客観的に見たとき『行動力のある自分』と『ナマケモノな自分』を見つけました。普段人様にお見せる姿は『行動力のある自分』です。しかし、「それって本当に自分の一部分だよなぁ」と常々思っていて、何か心に引っかかるものがあったのです。
ただ、そんなふうに思えるようになったということは、もしかしたら自分の中で『ナマケモノな自分』や『ちょっとダメな自分』を受け入れられるようになったからなのかもしれません。
どんな自分があってもいい。
30代も半ばになり、やっとそんな自分を受け入れられるようになりました。
だから『行動力のある自分』だけではなく、『ナマケモノな自分』も知っていただきたい。そう思い、今日はいつも個展後に起こる『ナマケモノの自分』とそうじゃない自分の葛藤を綴ってみました。
行動しないで考える時間
最近ぼくはナマケモノになっている。
GWの江ノ島個展が終わってからというもの気が抜けて行動が鈍っている。まぁそうなることも分かっていて、毎回個展の後は自分がナマケモノになるということは知っている。
そんな動きの鈍い・・・いや、良く言えばのんびりとした期間を2、3ヶ月過ごしているうちに、どこか退屈になり爆発的に動き出すというのがいつものパターンである。
だから今回もそんな感じでのんびり過ごしていこうとは思っているのだが、今一度自分の思考と行動を客観的に見つめ、もっと毎日を面白くできたらと思っている。
あるがままに記していく
そう、ぼくは毎日をもっと面白くしたい!!
これは幼い頃からある自分にとって普遍的な欲求である。
この『毎日を面白く』の中には『幸せ』という感情も含まれていて、『幸せ』の中には『平穏』という自分にとって大切な状態というか在り方みたいなものが詰まっている。
そして今こうした時間を持てることにも、ぼくは心の平穏を感じている。ただ、やがてその穏やかさだけでは物足りなく、退屈になり爆発的に行動を始めるということも知っている。
自分にとっての必要量を超えると薬が毒になることもあるのだ。
ただ、何かをやりたい!とポジティブに思えることは恵まれている。そう思えない環境や状態、例えば、何とかここから脱出したい!とか、毎日そんなことばかり考え生きていた過去を思うと今は本当に恵まれている。
これまではネガティブな要素からの脱却を力に変えてきたが、これからは今までとは違う何かを力に変えていくことも必要なのかもしれない。
自分の行動と気持ちの変化を観察する
ぼくの行動には多くの場合、期限があってそこに向かい全力で走り始める。
走っているとドンドン景色も変わり、充実感を得られ、退屈が解消されるというわけだ。
ただ、充実感を抱きつつも次第に『早くゴールして楽になりたい』という気持ちが湧いてきて、ゴールテープを切ったらそのまま倒れ込むのがいつものパターン。
そんなわけでGWに個展を終えた今は、まさに倒れ込んだまま・・・
たぶんぼくは、慢性的な燃え尽き症候群なのだ。
いま思い返せば、何か行動する前の自分は、毎日を繰り返すように生きている。だから苦痛でも不快でもない、退屈状態に陥り、それが爆発して一気に何かをやり始めるという、おきまりのコースを辿っていく。
別にそれが嫌だというわけではないが、もう少し平穏と充実をミックスさせたような毎日にしていきたいと思う。それはいつも穏やかに生きたいと願いながら、どこか刺激を求め続けている自分との共存・・・ただ、『あまりにもハード過ぎるのは嫌だ』というなかなかのワガママっぷりである。
だから正直、個展準備中は『もう早く終わりにして寝たい』と毎日のように思っている。こうやりたいとイメージしたことを現実に落とし込むのは相当にパワーを使うのだ。
だけど何度やっても『また個展をやりたい』と思えるのは、個展をやる喜びや幸せを知っているからである。だからぼくは何度でも自分に挑み続けるのだ。
モヤモヤを書くことの効能
ただ今回のブログは個展の話ではないので、話を元に戻す。
今回のテーマは、行動する自分とナマケモノの自分、平穏と充実、みたいな自らのモヤモヤ感を綴り公開していくことを主としている。
ちなみに何故ぼくが自分のモヤモヤをブログに書こうと思ったかというと、書くことで頭の中がめちゃめちゃ整理されるからである。だから行き詰まった時は、思い浮かんだことをとにかく書いてみることにしている。
それは誰にも見せない秘密ノートに書くのも良いが、誰かに見せることを前提に書くことも大切だ。なぜなら誰かに見せようと思うことで、自分がより深く考えるからである。
たとえ読者が1人であったとしても、自分の頭の中を人に見せるのは緊張する。
そして人様に見せるものだから自分に対しても真剣に向き合わざるを得ない。
そうやって色々と書きながら考えているうちに、最初自分が何にモヤモヤしていたのかすら忘れてしまう。モヤモヤを文字にすることで『なんでこんなことに悩んでいたんだぁ』とか『ああ、大したことなかったわ』と一歩引いた目で自分を観察することができる。
モヤモヤは書き出すことで、自分から吐き出されていくのだ。
書くことを習慣化すると、いつまでも引きずらない
ただ、心の声を最初からブログやSNSに書く必要はない。
なんとなく『書いてみようかなぁ』という気分になったら書けばいい。
まずは次にモヤモヤした時は紙でもWEBでもなんでもいいから、あるがままに書いてみる。そう決めておくだけでモヤモヤ期間を短縮して素早く次に進むことができる。
少年時代、ぼくがウジウジしていると『わからないときは紙に書け!!』と親父に言われ、泣きながら新聞広告の裏紙に自分の考えていることや思っていることを書きなぐった。その習慣は大人になってからも続き、今も自分を助けてくれている。
だから支離滅裂で雑然としていたっていい。
そのモヤモヤを文字にすることで心の声が視えてくる。
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