「ご飯作り」という仕事
毎日のご飯作りが共働き妻のストレスとなっている。共働き世帯で小さな子供がいる場合、妻が定時退社や時短勤務をして、保育園や学童へ子供を迎えに行ってから、ご飯作りは始まる。
仕事もこなし、朝晩の献立を考え、品数や栄養バランスも考えるというのはとても大変なことです。日本では全世帯の6割以上が共働きをしているにもかかわらず、「母親の手料理至上主義」が未だ根強く残っています。「ご飯を作らなくてはいけない」という義務感に縛られてしまうと苦痛以外なにものでもありません。
この義務感から、いつも品数豊富で栄養バランス満点のご飯を作る「いい妻、いい母」でいなければというプレッッシャーが生まれ、ご飯作りの大きなストレスとなっているのです。
作らなくてもいい気楽さを夫婦で共有
そこで夫婦で話し合い、家事の負担を減らすのはもちろんのこと、「ご飯は毎日作らなくてもいい」という気楽さや適当さを夫婦で共有することが、ご飯作りのプレッシャーから妻を解放するのではないでしょうか。
そのためには「ご飯を作らなくてもいい状態」にする必要があります。我が家の場合、妻は週3日勤務なので、それ以外の日に時間を見つけおかずの作り置きをしています。冷蔵庫から出すだけ、レンジも使わないものを中心に、空いた時間を利用して「忙しくて作れない時」のために作り置きをしています。
他には、一度作った料理を何度も使いまわす方法で時短に成功しています。豚汁やポトフが翌日にはカレー、その次の日はカレーうどんやリゾットになることも多々あります。火を入れられる料理でしっかり保存すれば一度作った料理で3日もラクできます。
こういった作り置きは毎日ご飯を作らなくていい最もポピュラーな方法ですが、ご飯を炊いたり、麺類を茹でたりする手間までは省けません。それでも週7日あったご飯作りを週3日程度にすることは十分可能です。
しかし、そもそも献立を考えたり、作り置きするのでさえ、「しんどい」場合もあるでしょう。「もう何もしたくない」と思うことは誰だってあります。そんなときは何もしなくていい。「いま自分にできることだけやればいい」という割り切りが選択肢を広げてくれます。
作らなくてもいい状態にする
そもそもご飯を作らなくてもいい方法は沢山あります。あらかじめ「もう何もしたくない」という気分になることを見越して、缶詰や冷凍食品をストックしておく。定期的に家事代行サービスを利用して、当日の食事と数日分のおかずを作り置きしてもらう。
会社帰りに「今日ご飯作りたくない」と思ったらスーパーで惣菜やお弁当を買って帰る。家について脱力感いっぱいならデリバリーで済ませてみるなど、ご飯を作らなくてもいい方法はいくらでもあります。
ママの「今日ご飯を作らなくてもいい」という安心感は子供にも伝わります。保育園や学童で一日過ごした子供は帰宅すると「かまってちゃん」になります。ママといられる時間はママに甘えたいのです。
そこでママが子供と格闘しながら必死にご飯作りをするのではなく、ゆとりを持って受け入れてあげることで子供の自己肯定感も高まります。ママが毎日のご飯作りで忙しくならないことは子供にも良い影響を及ぼすのです。
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